4月 勉強会の報告
「働くための準備」をテーマに、ソーシャルファーム小山の津野田施設長にお話いただきました。
働くための準備には、以下の三点があげられます。
一つめは、「自分を知る」こと。なによりも病状や症状、困った時などの対処方法を知っておく。また働くには思った以上に体力が必要と指摘され、そのための体力をつけること。「どのような仕事(作業)が合っているのか」については、自己評価だけではなく、客観的な評価も大切であることを学びました。
二つめは、「相手を知る」こと。つまり働くにあたって何が求められるか。企業にとって、まずは安心して仕事が任せられるか、そのうえで必要な業務ができるかどうかが問われます。ただ、自分の状況をしっかり伝えて、無理のない範囲で働くことも大切です。
三つめは、「手段を知る」こと。障害者の就労を支える公的機関や福祉サービスが紹介されました。大いに活用したいところです。
就労支援する立場から、事例も踏まえて、それぞれ具体的なケースをあげて説明されました。なかでも自分に合った仕事は意外に幅広く考えられること、症状や対処方法を支援者や企業に発信することが就労を継続するポイントだと感じました。
障害者にとって働く環境は良くなってきています。チャンスは広がっています。まずは「働くための準備」から始めてみませんか。
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