「認知行動療法の基礎~『今』の自分を感じるために~」3月の勉強会報告

 

月の勉強会は、「認知行動療法の基礎~『今』の自分を感じるために~」をテーマに、 デイケアスタッフが担当しました。

 

まず認知行動療法は、誰にでも必要ということです。また日常生活にいっぱいあるストレスにうまく付き合い、上手にセルフケア(自分助け)したり、なりたい自分になるためにも有効な方法であることが示されました。

 

基本モデルは、ストレスに対する反応を「認知」「気分・感情」「身体反応」「行動」の4つから捉えます。

 

このうち、落ち込んだ気分や感情、腹痛、手の震えなどの身体反応をコントロールすることは困難ですが、「今日はついてないなあ」といった頭に浮かぶ考え(認知)と、行動は自分で変えていけるものだと学びました。

 

具体的には、今の自分を感じるために、ありのままを受け止め、受け入れ流すことが大切だと分かりました。そのためには、「もう一人の自分」をイメージし、自分に起きていること、感情、行動を客観視することです。さらに、それが出来るようになるためには、体験や練習が大切で、何度も継続して、身につけていくことが必要です。

 

勉強会後半では、「今」の自分を感じてみる練習として、参加者全員にチョコレートが配られ、自分が感じた事、「今」の気持ちをそれぞれ発表しました。同じものを受け取って食べても、様々な感じ方があることを身をもって体験することができたのではないでしょうか。

 

まずは「今」の自分を感じ、その体験をありのままに受け取るところから始めてみませんか。

 

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