今月は、「イライラと上手に付き合う アンガーマネジメント はじめの一歩」をテーマに、アンガーマネジメント協会の斎藤美華先生をお招きして開催しました。
まず「怒り」は、だれにでも自然にある感情であり、自分の「べき」(価値観)と「目の前の現実」に「ギャップ」があるときに発生する感情だと学びました。また、「怒り」の根底には、「悔しい」、「不安」、「できない」など様々な感情(第一次感情)がたまって、あふれた結果の第二次感情があるということが理解できました。
勉強会では、自分の「怒り」がどういうタイプか自己診断のワーキングをしました。そのうえで、即効性のあるイライラ対処法として、「怒りのピークのときに6秒待つ」、「視点をずらすために深呼吸すること」などが有効であることが分かりました。逆に、飲酒、物にあたる、愚痴は持続性のある怒りにつながるので問題解決にはならず、長期的には、たまった感情があふれる前に感情を抜く方法(話す、軽い運動など)が大切だと強調されました。
アンガーマネジメントは、「売り言葉に、買い言葉」、「キレる」など短絡的、反射的に怒ることを防ぎます。怒りの感情を適切に表現できることを最終的な目標にしていますが、その第一歩は、自分の感情に素直に向き合うこと、対処行動を試してみることです。
それを継続することで、自分なりに怒りに対処でき、結果的に怒りの強度を小さくできるかもしれません。みなさんも一緒にやってみませんか。
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