今回は、国内外のオーケストラで演奏されているプロのオーボエ奏者 吉村結実さんによる『オーボエ・コンサート』が開かれました。オーボエを聴くのは初めてという方が多くいましたが、クラシック音楽、J-POPのヒット曲、朝ドラのテーマ曲など、耳なじみのある曲が演奏される中で、吉村さんとの語らいもあり、楽しい時間が流れていきました。
オーボエは、「リード」と呼ばれる葦(あし)の木で作る薄い板で音を出す難しい楽器です。「リード」は、とても繊細なので、ほんの少し削り方が変わるだけで、音色が違ってくるのだそうです。
吉村さんが良い演奏をするために、1番苦労していること。それは、このリード作りをして本番に備えることでした。また、オーケストラでは代わりがいないので、食事と睡眠を十分にとる。こうした基本的な生活をきちんと行っていると、緊張を本番での「力」に変えていけることも知りました。
基本的な生活の土台のうえに、日々のトレーニングがあり、やりたいことができるようになるという流れは、私たちのリハビリと重なりますね。
会場からは、吉村さんの演奏に魅せられて、多くのリクエストや質問がありました。最後に、オーボエの演奏で「涙そうそう」を合唱。「心が落ち着いた」、「感動した」、「生演奏を聴いて夢が叶った」との感想が寄せられました。
オーボエで音楽を表現する吉村さん。「リード」を自分の子供のように大切に作り続け、体中から奏でられる深い音色は、吉村さんの「ことだま」を感じさせるような、有意義なひとときでした。
また、いつか聴いてみたいですね!
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