11月勉強会報告[リカバリーに向けて~制度の利用も考えてみよう~

リカバリーは、病いからの回復という意味だけでなく、病いを持ちながらも希望をもって自分の人生を生きることです。今月は「リカバリーに向けて~制度の利用も考えてみよう~」のテーマで、当クリニックの精神保健福祉士、稲垣が担当しました。

 リカバリーに向けて必要なもの、医療・仲間・居場所・お金・生活の安定について制度利用に必要な手続きの流れなどの話がありました。とくに居場所については、デイケアや福祉的就労、地域活動支援センター、職場、自宅などあり、自分自身にあった、安心できる場所を選択していくことが大切と強調されました。また、それぞれの制度を実際に利用しているメンバーから具体的な話もあり、理解を深めることができました。

参加者からは、「今の自分を受け入れられるようになったことで、制度の利用が考えられるようになった」「年金を受けられたことで自分らしい生活ができるようになった」「デイケアから一歩踏み出して動き出しているメンバーに感動!」といった声が聞かれました。

今の自分をふり返り、自分にとってのリカバリーはどういうことなのか。また、そのためにどんな制度を活用できるか。それぞれのリカバリーについて考えてみる絶好の機会になったのではないでしょうか。


コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。